USJとダフ屋の戦いを描写する様子を見て、ふと思ったことがあったのでメモ。
絞られた販路の中で大幅に買い取り、ダフ屋とネットの仲介業者が儲かっている。
この対策として、ダフ屋から買ったチケットを無効化する、という方法だった。
流通という側面を考えてみたときに、これは中古市場にも当てはまるのでは?
中古市場もある程度、メーカーが直接、買い取ったりして流通量を抑えていく…。
もし、ブランドを維持したいのであれば、こういうことって必要なのではないか?
例えば、ルイヴィトンの中古が大量に出回り、定価のものが売れなくなってしまう…。
値段とか価値というのは、欲しい人の数だったり、希少性などによって決まることだ。
もしブランドを維持したいのであれば、流通量をコントロールしなければならない。
無計画に作りまくっていたら、やがて値崩れを起こしてしまうのではないだろうか?
そもそも、中古市場というのは、どういったルールが適用されているのだろうか?
ブランド視点やマーケティング視点で考えたとき、何をすればよいのだろうか?
ラグジュアリーブランドは、中古の流通量を抑える施策とかをしているのでは??
こういうのって、あまり表立った情報がないから、正直言ってよく分からない。
メーカーは、作ったものを大量に廃棄している…、これは紛れもない事実だ。
そうしなければブランド価値が下がるし、いつまでも残しておいても意味はない。
もったいないと言って、ずっと置いていたら、それこそ負債が積み上がっていく。
みんな、ブランド価値を損なわずに、有効活用できる道を探しているのだと思うけれど…。
『ガイアの夜明け』で出てくるような人は、中古市場でうまくやり繰りしていたりする。
自分がときどき働きに行っているところも、中古市場で儲けている会社である。
大量のブランド品に触れているうちに、そんなことをチラホラ考えてしまったりする。
メーカー側に何か打つ手はあるのか?どういった方法がもっとも適切なのだろうか?
中古として出回るというのは、メーカーのブランド視点で見て良いことなのか?
普段から値段を見張っている?中古の流通量をコントロールする何かをしているのか?
ブランド価値のことを考えてみると、中古の値段もコントロールする必要がある気がする。
こういう話って、表立って誰も語らないから、すごく興味が合ったりするのだけれど…。