マーケティングというのは結局のところ、戦う前段階のことに集約されると思う。
マーケティングを学ばなくても、ラッキーパンチが当たることはあるかもしれない。
ただしマーケティングを使えば、ある程度、勝率を高めていくことができる。
でも結局のところは、実際に手を動かしてみなければ何も分からない。
USJを再建した森岡毅さんは、日本を代表するマーケターとして知られる。
彼の手法を見たときに、マーケティングは緻密に、現場では泥臭くやっているのが分かる。
計算によってどんなに勝ち筋が見えていても、実際にやってみないと分からない…。
マーケティングというのは、このようにして使われるべきだと思う。
マーケティングはうまく使いこなせば、世の中を明るい方向に変えることができる。
ただし能書きだけ垂れて、マーケティングもどきを使っている人が多いのも事実である。
核心を突いた真のマーケティングは、とことん泥臭い作業の果てにある気がする。
マーケティングを学んで、一刻も早くどこかで役立てたい気持ちが非常に強い。
会社にいたからよく分かるけど、頑張ったら何かが変わることはあまりない。
いままでは頑張ることに注力してきたけれど、これからは頑張らないことに注力する…。
評価体系が時間で計られているようでは、まだまだ全然ダメなような気がする。
一方でイチから何かを生み出すというのは、想像以上に大変なことでもあるのだ。
労働者として従事することと、経営者としての動きは、まったく違うものである。
サラリーマンとして頑張った先に管理職が待っている…、それって地続きではないと思う。
ルール変更が為されるのだから、そこで発想の転換を行わなければならない。
いままで良しとしてきたことが、次の場面ではそうではないことが、往々にしてある。
キャリアの中で数年ほど休む期間というのは、絶対に必要だな~、と思う。
凝り固まった発想からは絶対に出てこないことが、山のようにある気がする。
幸いにも自分は、そういう期間を非常に恵まれた形で、過ごすことができた。
人付き合いが変わると、発想とか考え方が大きく変わるものだな~、と思う。